アイデア創出には多くの壁がある
事業のアイデアを考えるとき、「斬新なアイデアを出さなければ!」と思ったことはありませんか?
アイデアに関連するトレンドや成功事例、様々なノウハウなど、膨大な時間をかけて情報収集をしても、自分たちの発想の延長線上にあるアイデアしか浮かばない・・・そんな経験もあるのではないでしょうか。
生成AIによる課題解決の可能性
近年、社会に浸透し始めている生成AIによって、これまで人間がやっていた情報の整理やリサーチ業務は生成AIが自律的に行えるようになりました。特にChatGPT*の登場により、人々は不明点の確認や市場調査に生成AIを活用しています。
しかし、生成AIを使って有益なアウトプットを得られるかは個々のスキルに依存しており、誰もがAIをビジネスに有効活用できているわけではありません。もちろん事業開発や企画に関わる業務においても生成AIが活用できる幅は広いものの、誰もが活用できるような状態ではありません。
そこでアイデア創出に悩む組織や担当者の課題を生成AIを活用して解決するアプローチとして、このワークショップが生まれました。
※ChatGPT = アメリカのOpenAIが2022年11月に公開したチャット型の生成AI
本ワークショップはアイデア創出の体系だった進め方がわからなかったり、想像外の発想がでないことで情報収集や仮説づくりがうまく進められていない方々を対象としています。アイデアの発想における個人・組織課題を解決し、企業で柔軟なアイデア創出を行うための知識と経験の獲得を目指します。
ワークショップの狙い
ワークショップでは、主に3つのコンテンツを提供し受講者の知識と経験を強化します。
アイデア創出の専門的なフレームワークを学ぶことで曖昧だった手順が整理され、思考の道筋が見えて視点のヌケモレに気づきやすくなります。また生成AIを活用することで、新しいフレームワークを効果的に使用するサポートを受けられます。これにより、言葉の整理や表現が容易になり、最大限の創造性を発揮して革新的なアイデアを生み出せます。 このようにしてチーム内で創造的なアイデアが生まれると、これらを共通言語として次のステップへのアクションの質を高めることができるようになります。
PM DAOが開発した生成AIツール『Value Discovery』を活用します
Value Discovery はアイデアを入力するだけで、価値の仮説を生成する生成 AI ツールです。
誰もがプロダクトを通して価値を見つけられるように、言語化、構造化、チームでの共通言語作りをお手伝いします。
「あらゆる人がプロダクトから価値を創れるように」をビジョンとした自律分散型組織 (DAO) 。プロダクトを中心とした学び、実践、交流ができる環境を提供しています。プロダクトマネージャー、デザイナー、エンジニア、データサイエンティスト、ビジネス企画、マーケターなどの経験を持つメンバーが実際のプロダクト開発に自由に参加し、 貢献することで成長することができます。
ワークショップの流れ
※下記の流れは一例となります。
ワークショップで得られるもの
ワークショップ開催者の声
実践女子大学 文学部 美学美術史学科 教授
下山肇 様
授業テーマ
大手ブライダル・ジュエリー企業との産学官連携として「新しいブライダル・ウエディング・マリッジのあり方」をテーマに新たな価値観の創造を試みる。
コメント
「Value Discovery活用によって昨年の講義と比べて、問題定義の際に必要な背景の調査に、よりリアリティが加わり、共感性の高いプレゼンテーションとなった。 インターネットを使ってもどうしても避けられない、個人の過去の価値観によって知らず知らずのうちに出来上がった「先入観に基づく調査」からは得られ難い、Value Discoveryからの客観性のあるサジェスションは、学生たちの気付きを生み本人たち自身にも思いもよらなかった提案につながりました」